ムギレモン様が旅文章のイメージイラストを描いてくださりました。
中国、西寧を舞台にした『旅の始まり』の中の1シーン、スイカをほおばって種を吐き出すキリコです。
お行儀悪いと思うかもしれませんが、当時の中国ではごく当たり前の情景でした。
中国の手軽なおやつにひまわりの種とかかぼちゃの種を炒った物があり、みんな道端で買っては歩きながら食べたりしているのですが、食べて出た殻はそこらに撒き散らすものでしたから。
それどころか当時はカーッペッとたんを吐いたり片方の鼻を押さえて手鼻を飛ばしたりも結構メジャーなしぐさでした。
(北京オリンピックのおかげで今は変わったのでしょうか。ちなみに日本でも昔はそうだったんですよ。とりあえず私の子供の頃には駅に『たんつぼ』がありました)
郷に入れば郷に従えとばかりにスイカの種を飛ばすキリコ氏。
仕事の時と違ったラフな姿は、心やしぐさまで開放してくれるようです。
ほんのちょっと前まで短期とはいえ学生を満喫していたので気力も充実、いつもより表情が穏やかではありませんか。
原色に囲まれたキリコっていうのも普段より生気があっていいですよね!
夏の景色に、こっちまで元気になってきます。
ムギレモン様、素敵なキリコをどうもありがとうございました!